東京インフラ011 東京ゲートブリッジ
東京湾のゲートとして、埋め立ての最前線・中央防波堤外側埋立地と江東区若洲とを結ぶ、成長続ける東京の新しいシンボル。 ゲートだからというわけではないが、この橋の形には、飛行機と船の航路が大きく影響している。まず上空は、羽田 […] ...
東京インフラ003 丸の内仲通り
辺り一面、草ぼうぼうの原野。今では全く想像できないが、かつて三菱ヶ原と呼ばれた頃の丸の内の姿である。 丸の内は、日本最初の近代都市計画である市区改正計画で、官庁街にするか、商業地にするかの議論の末、渋沢栄一の強い意見によ […] ...
東京インフラ032 昭和通りと靖国通り
「パリのシャンゼリゼエ、ベルリンのウンタアデンリンデン ━ それらの大通を思はせる舗装と街路樹、しかし品川から千住まで、新しい大動脈のやうに東京を南北に貫く3里20町は、それらの大通よりも遥かに長いといふ、第一号幹線道路 […] ...
東京インフラ009 勝鬨橋
銀座・築地エリアを月島・晴海と結ぶ。都心・東京港を行き交う人やモノ、陸運・水運双方の流れが交錯する<循環器系>の要。かつては、橋の中央の桁が開閉することで、橋に遮られることなく船舶が隅田川を往来していた。川面から迫り上が […] ...
東京インフラ088 内濠
太田道灌時代の江戸城は、平川の付け替えにより日比谷入江から神田川との合流点までの南・東・北三方を河川で、西側は崖線で防御をはかった。 徳川幕府はいち早く日比谷入江を埋立て道三堀の整備に着手するが、かつて氷河期に侵食された […] ...
東京インフラ035 浅草駅
「花川戸の岸に松屋呉服店の建物屹立せり、橋際に地下鉄道の降口あり、市街の光景全く一変したり」(永井荷風) 浅草の光景を一変させた東京初のターミナルデパート。都心を貫く地下鉄(現、銀座線)と郊外に延びる東武鉄道の結節点につ […] ...
東京インフラ038 東京上野間市街線
東京と上野を結ぶ高架鉄道は、神田駅以南の工事が先行し、一部は、東京万世橋間市街線として1919年に完成していた。神田駅もこの際に開業したが、完成したのは中央本線の高架橋のみであった。東京から神田、秋葉原、御徒町を経て上野 […] ...
東京インフラ010 月島・晴海・豊洲
「隅田河口は年々陸地を拡げて品川沖は殆ど埋れ尽さんとす。・・・此時に於ける港湾は最早単一なる船舶碇繋場にあらずして寧ろ海上の市街なり。」(正岡子規) 「築地のさらに海側に位置する月島、晴海などの地域は、明治から昭和はじめ […] ...
東京インフラ006 築地
呼んで字の如く「築かれた地」である。「築地」と呼ばれる土地は全国に存在するが、たいてい埋め立てによって造成された土地である。地名が、土地の出自を物語っている。 東京築地の場合、江戸時代の本願寺本堂の建設のときに、最初の埋 […] ...
東京インフラ052 奥多摩橋
多摩川では、青梅を基点に扇状地が広がる。奥多摩橋は、その扇頂よりやや上流に架かる。多摩川を<背骨>とするならば、<骨盤>あたりに架かる橋といえよう。 そこには深い渓谷が広がり、トラスとアーチを組み合わせたブレースドリブ・ […] ...








































































