ドボ博 学芸員の部屋 006

多摩ニュータウンには”アレ”が多い?? vol.2

 

こんにちは。ドボ博学芸員で現場♡命課所属の大村です。

皆さんは連休をどのようにお過ごしでしたか。

私は現場がお休みだったので、内業にいそしみつつも、この記事を書くために多摩ニュータウンの中心地・東京都多摩市の「多摩センター」に行ってきました。

もちろん、多摩ニュータウンに多い“アレ”を探しにです!

 

前回の記事はご覧いただけましたか。

ドボ博 学芸員の部屋 005

http://www.dobohaku.com/tokyo/ja/staffblog_005/

前回は、多摩ニュータウンに多い“アレ”とは一体何なのか、クイズを出題する形で終わっていました。今回はその解答編です。

 

あらためて、多摩ニュータウンにある“アレ”の位置をGooglemapにプロットしたものをご覧いただきましょう(プロットした数が400を超えてしまったので、対象を多摩ニュータウンエリアに絞りました)。

https://www.google.com/maps/d/u/1/embed?mid=1OyGRzDZlhjGJX3SVN-ub4wqyty8

実はこの写真↓にも、“アレ”が写っています。お分かりですか???

正解は・・・・!と、発表する前のこちらの写真をご覧ください。実際に多摩ニュータウンを歩き回って撮影してきた“アレ”に付いていたプレートです。

 

これらのプレートは、橋ならば、必ずと言っていいほど取り付けられている「橋歴板」というものです。橋歴板に記されている項目は橋が建設された時代によって異なりますが、これを見れば、「橋名」「完成した年月」「事業主体(役所など)」「適用された示方書(橋を造るうえでのルールブック)」「橋の等級・構造・材質」「設計・施工会社名(最近の橋は責任者の個人名も載っている)」などが分かります。

 

皆さんは“アレ”の正体が何なのか、もうお気付きですね!

そうです、正解は「歩道橋」でした。

(ちなみに今回、現地調査した49の歩道橋のうち、橋歴板を実際に確認できたのは46橋でした)

 

多摩ニュータウンは、自動車が走る道路と、人が歩く歩道を別々の場所に設ける「歩車道分離」の考え方がまちづくりに反映されています。車と歩行者が隣り合わせた空間にいなければ、歩行者が自動車事故に巻き込まれることはなく、歩行者専用道路にいる歩行者は絶対に安全だ、という理屈です。そのため、多摩市南部地域の道路の多くは集合住宅や戸建て住宅が立ち並ぶ地面よりも深く掘り込んだ構造になっていて、さらに道路と歩道が交差する部分には、立体交差するように数多くの歩道橋が架けられているのです。

 

いちょう橋(東京都多摩市鶴牧3丁目~落合5丁目)

さんかく橋(東京都多摩市永山3丁目~貝取2丁目)

橋名不明(東京都多摩市落合5丁目~2丁目)

鶴乃橋(東京都多摩市鶴牧5丁目~南野3丁目)

 

電車見橋(東京都多摩市諏訪4丁目)

鶴牧西公園歩道橋(東京都多摩市鶴牧2丁目~鶴牧6丁目)

一本杉橋(東京都多摩市南野2丁目~落合4丁目)

【参考】

www.dobohaku.com/東京インフラ88多摩ニュータウンの橋/

http://www.dobohaku.com/tokyo/ja/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%A988%E5%A4%9A%E6%91%A9%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%A9%8B/

多摩ニュータウンの歩道橋の調査はまだ道半ばです(少なくとも残り200カ所くらい現地調査する必要があります・・・)。調査が完了した歩道橋は順次、こちらのGooglemapに反映していく予定です。

 

https://www.google.com/maps/d/u/1/embed?mid=1LN_gjRRagXjiewWSqPhvCzJEPZk

歩道橋の位置やデザインが気になる人は、是非一つ一つ見てみてください。

 

次回は、『横断歩道を使わずに、どこまで歩行者専用道路で行くことができるのか!?』を検証します。

 

明日からお仕事復帰という人も多いはず。連休明けは体がなまっているかもしれませんので、くれぐれも皆さんご安全に!

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