東京インフラ009 勝鬨橋
銀座・築地エリアを月島・晴海と結ぶ。都心・東京港を行き交う人やモノ、陸運・水運双方の流れが交錯する<循環器系>の要。かつては、橋の中央の桁が開閉することで、橋に遮られることなく船舶が隅田川を往来していた。川面から迫り上が […] ...
東京インフラ068 駒沢オリンピック公園
1913年、東京ゴルフ倶楽部が農地を借り上げて開設した日本人主導による我が国初のゴルフ場「駒沢ゴルフ場」として開発。以来、スポーツの舞台としてのDNAを脈々と息づかせてきた。 1932年にゴルフ場が朝霞に移転した後、神宮 […] ...
東京インフラ064 東京湾アクアライン
羽田空港に向かう飛行機が、最後の着陸態勢に入ったとき、ふと目に入る長大な線状構造物。それが東京湾アクアラインである。 川崎と木更津を結ぶことで、房総半島の豊かな自然と京葉工業地帯を、東海道メガロポリスに近づける。延長は1 […] ...
東京インフラ番外編 ドボク×壁
建物の外壁や柱などを対象に、街を平面的に切り取る写真家、杉浦貴美子が見たドボクの姿。巨大な土木構造物をヒューマンスケールで切り取ってみたら、規則性を持ったパターンや、経年変化による痕跡が浮き上がってきました。 「つなぎ目 […] ...
東京インフラ053 小河内ダム
東京では、都市の成長に合わせて極めて短いスパンで水道拡張工事が行われた。1911年に玉川上水を改良して近代創設水道が完成すると(羽村取水堰の改築はその成果の一つ)、わずかその2年後に第1次拡張工事に着手され(その成果が村 […] ...
東京インフラ025 元町公園・旧元町小学校
<細胞>を育てる場所であり、避難所も併設し健康と安全な成育が目指された。 関東大震災の後計画された117の復興小学校に併設された52か所の小公園のひとつで、小学校と一体的に当時の姿を伝える唯一の事例。本郷台地が神田川に向 […] ...
東京インフラ088 内濠
太田道灌時代の江戸城は、平川の付け替えにより日比谷入江から神田川との合流点までの南・東・北三方を河川で、西側は崖線で防御をはかった。 徳川幕府はいち早く日比谷入江を埋立て道三堀の整備に着手するが、かつて氷河期に侵食された […] ...
東京インフラ024 神田下水
人体と同じく、必要な栄養を摂取して、体内に行きわたらせるだけで、都市の<健康>は維持できない。入れたものは出す、つまり老廃物の正しい排出も、<健康>の維持には大切である。体の隅々から老廃物を集め、解毒して、体外に排出する […] ...
東京インフラ027 御茶ノ水駅
地下鉄丸ノ内線は、あわせて4度地上に現れる。茗荷谷と後楽園の豊島台の縁、四ツ谷の外濠、そしてお茶の水の崖地である。後者2箇所は、江戸時代に人工的に作られた地形で、お茶の水の場合は、まず人工地形に架かる聖橋の風景がパッと開 […] ...
東京インフラ051 羽村取水堰
「(水道は)江戸という、人口世界一の都市をささえた血管といっていい。・・・上水道については、江戸はロンドンやパリにくらべてほぼ同時代に出発し、土木構造の上からみても、偶然似かよっている(紀元前のローマ帝国の上水道について […] ...