東京インフラ062 生麦ジャンクション

ハマの空中回廊


首都高は、開通からまもない1968年にはすでに川崎・横浜まで延伸し、以来、東京だけでなく首都圏の<大動脈>として機能し続けている。1990年代までには湾岸線が横浜まで開通し、東京と横浜が一本線ではなく、複数の線で結ばれ、ネットワークが形成されることになった。横浜ベイブリッジ、鶴見つばさ橋、大黒ジャンクションという、横浜港を飾るモニュメンタルな構造物が生まれたのも、このときである。

今では、横浜自体がネットワークの一つの中心となりつつある。横浜環状道路が完成すれば、その位置づけは、より明確になるだろう。

この横浜環状道路の建設現場の一つが、生麦ジャンクションである。薩英戦争の引き金になった突発的な事件で有名な生麦である。もともと、旧東海道沿いの集落だったが、今は往時の面影もなく、京浜工業地帯と鉄道、第一京浜、首都高の喧騒が渦巻いている。ここは2本の高速道路が交錯するフルジャンクションで、直下にキリンビールの工場を見ながら、最大4層の道路が四方に広がっている。今、ハマの空中回廊の新たな輪郭が、つくられようとしている。(北河)

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種別ジャンクション
所在地神奈川県横浜市
構造形式鋼製
竣工年2016年度(予定)
管理者首都高速道路株式会社

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